Home加齢臭の基礎知識加齢臭とは
加齢臭とは資生堂が発見命名した中高年特有の臭いのこと。その特徴ある臭いは、チーズや古本などの臭いに似ています。これだけ日本人が加齢臭に敏感なのは、もともと体臭に免疫がないため。部分的にみると口臭やワキの臭い、頭皮臭、足の臭いなどがあります。
スポンサードリンク
加齢臭とは

加齢臭とは資生堂が命名した中高年特有の臭い

加齢臭とは、中高年、いわゆる「おじさん」「おばさん」と呼ばれる人たちから発せられる特有の体臭のことをいい、俗に「オヤジ臭」と呼ばれるものです。
2000年12月11日、大手化粧メーカー「資生堂」の研究所でこの加齢臭の原因となるノネナールが発見され命名されました。
それからというもの、加齢臭対策石鹸やサプリメント、消臭コロンなどのあらゆる加齢臭対策グッズが、テレビや雑誌、ネットなどで紹介されるようになりました。

加齢臭とはチーズの臭い

加齢臭とは中高年特有の体臭のことをいいますが、「オヤジ臭」と呼ばれるため男性のみにあると思われがち。
しかし加齢臭は、男女ともに40歳を超えるころから見られ始めます。
その特徴ある臭いは、いろいろなものに例えられます。
その代表的なものとしてチーズや古本、ろうそくの臭いがあげられますが、その他にも、カメムシ、梅雨時の地下室、納豆、押し入れに入っていた古い衣服、ほこりっぽい臭い、カブトムシ、龍角散の臭いなどにも似ているといわれます。
外から帰った部屋に入ったとき、こんな臭いがしたら加齢臭を疑ってください。

加齢臭に敏感な日本人

加齢臭という言葉に敏感に反応し、あらゆる対策グッズが販売されるようになったのは日本人が悪臭に嫌悪する国民だからといえます。
日本人はもともと欧米人に比べ体臭が少ない人種ですが、その理由は食生活にあるといいます。
和食は、低脂肪高繊維の植物性食物が主。
肉や乳製品など、動物性脂肪を多く含む洋食に比べると体臭を発生させにくいのです。
それだけに常に体臭に晒されている欧米人に比べると、免疫のない日本人は臭いに敏感で、臭いを取り除こうと努力するのです。

加齢臭を部分的に見ると

加齢臭は女性よりも男性、非喫煙者よりも喫煙者の方が顕著にあらわれるといわれています。
さらに、栄養バランスの悪い食事や運動不足などの不規則な生活習慣も、加齢臭を助長させるようです。
部分的にみる加齢臭には、口臭、ワキの臭い、頭皮・頭髪臭、足の臭いがあります。
口臭は毎日の歯磨き、ワキの臭いは清潔を保つこと、頭皮臭はシャンプーの仕方を考えること、足の臭いは靴や靴下選びなどによってかなり改善されるようです。